テント芝居がやってくる!

福岡現地・制作担当として作成したビラ文面

 でかいトラックに機材を積んで、テント芝居がやってくる。広場に乗りつけ、すごい勢いで芝居小屋を建設、火と水の大スペクタクルを演出し、すごい勢いで小屋を解体、次の公演地へと旅立ってゆく。後に残るものは……?
 テント芝居の醍醐味は、芝居終了のたびに始まる、大交流会的な打ち上げだ。役者とスタッフとその日の客とが、酒(もちろん未成年はジュースね)など酌み交わしつつ夜を徹して語り合う。芝居の前には一面識もなかった客同士が、劇団が立ち去った後に「何か」を始めるためのネットワークの基盤になったりする。役者とスタッフとその日の客とで成り立つ打ち上げが、他のフツーの芝居ではあり得ないテント芝居だけの醍醐味だ。テント芝居を観にいって打ち上げに参加しないなんて、かつとじ弁当を買ってかつをのけて食うようなものだ。打ち上げに参加して、「今後」を面白くするネットワークを作る。テント芝居の芝居なんて、創造的打ち上げの前座にすぎないんだぜ。打ち上げで形成されるその地その地のネットワーク、それが、テント芝居の「後に残るもの」だ。打ち上げに参加しよう。そのためには仕方がない、芝居も観よう!