熊本市議選に関するよくある質問

   なぜ立候補したんですか?

 理由は二つあります。
 一つは、私が今後、政府転覆の計画を進めていくために必要な同志を獲得する目的です。
立候補すると、その地域全域に堂々とポスターを貼れますし、そこらじゅうで演説できますし、主張を記載した選挙公報が自動的に各戸配布されます。いわば政府のカネで政府転覆を呼びかけられるわけで、ざまあみろであります。
 もう一つは、現在の日本にはすでに言論の自由はなく、例えばちょっとしたビラまきやデモなどで逮捕されることも珍しくありません。そういう事件がとくにここ数年もう頻繁に起きているのに、マスコミはろくに報道しません。その点、選挙に出ると、少なくとも期間中は、形式にはいろいろ細かい制約があるとはいえ、内容については何でも自由にやれます。選挙制度こそは、現在の日本に残された言論の自由の最後の砦であり、本当に云いたいことを云おうと思えば、これを利用する以外にもはや方法がないというろくでもない現実があるのです。都知事選での私の政見放送を見て、日本は自由な国だと再認識したというネットでの書き込みは目立ちましたが、まったく愚かな認識ですね。
現実は逆で、この国ではもはや選挙の枠の中でしか、言論の自由は謳歌できないんです。


   相変わらず当選を目指してはいないんですか?

 相変わらず当落度外視の選挙戦です。得票数よりも、云いたいことを云い、共感してくれた人々の中から今後の同志を発掘することを優先します。


   今回の供託金はどうやって準備したんですか?

 ネット等ではデマも含めて噂が飛び交っているようですが、実際のところは、単に友人からの借金です。さすがに30代も半ばですから、私自身はわずか数百円のカネによく困るような生活を続けていますが、同世代の友人の中には数百万の貯金がある者もいます。中には、私のセンスなり行動力なりを信用してくれて、外山が選挙に出るというんなら、当落はともかく、少なくともそれなりにとんでもない、面白いことをやってくれるだろう、というくらいには認めてくれてる人もいるんですね。
 東京都知事選の三百万は、2人の友人がそれぞれ百万と二百万を出してくれました。もちろんあくまで借金で、ただし無利子で最大6年かけて返済すればよいというものです。つまり毎月五万円ですね。それくらいなら、ストリート・ミュージシャンでもなんとかできます。
 熊本では三十万円ですが、また別の友人からのやはり全額借金です。こちらはもう供託金が戻ってくるという前提で、すぐ返してくれよという借金です。
 東京都知事選の供託金返還ラインは有効投票総数の十分の一ですが、熊本市議選は同四百八十分の一ですから、まあなんとかいけるだろうとは踏んでるんですが。以前の鹿児島県霧島市議選での私の得票率は百五十分の一で、これなら楽勝で返還です。しかし都知事選では0.3%、つまり三百何十分の一、半分以下に下がっちゃってるわけですよ。これはヤバい、と。
 だからそもそも私は反議会主義で、自身も確信犯的な棄権分子で、投票なんか行くなというのが本来の立場なんですが、今回に限っては、すいません当落はどうでもいいんで供託金ラインだけはなんとか・・と不本意ながら訴えざるを得ない局面になってきましたね。つまりキャッチコピーが「悪意の」ではなく「愛と思いやりの」になってしまうわけですね。「恵まれない私に」ね。だってつい先日三百万とられたばっかりなのに、この上さらに三十万もとられたんじゃたまりませんよ。自分に投票を呼びかけるなんざ恥ずかしいこと山のごとしですが、こうなったらもう私の方がヤケッパチですよ。いよいよ追い詰められたら、連呼でもなんでもやってしまうかもしれません。政治って怖いですね。


   2年間も獄中にいたということですが、何をしたんですか?
   政治犯だというのは本当ですか?

 私の事件はとくにその背景がとんでもなく複雑で、一言二言で全体像を説明することはとてもできません。
 とりあえずは「獄中手記 福岡暗黒裁判」を読んでください、としか云いようがありません。読めば、なるほどたしかにこれは一言二言では説明できないと理解してもらえるでしょう。これを読んだ上でなお、私が政治犯だというのはウソや妄想だという人があれば、それは単なるバカな人ですから、相手にする気はありません。


   あなたはファシストだとの噂がありますが、本当ですか?

 私がファシストであるというのは、噂ではなく単に事実です。
 ただし、ファシズムと聞くと無条件に悪いイメージを持つ人が多いでしょう。それはもちろん戦勝国アメリカとソ連の双方がそれぞれの都合で広めた、間違った情報に躍らされている結果にすぎません。ファシズムを革命思想としてマジメな検討の対象とみなしているのは、私の他にはまだあまりいないでしょう。
 私が信奉するファシズムとは、ふつう左翼思想であるとみなされるアナキズムと、右翼思想であるナショナリズムとを、私なりのアクロバティックなアイデアで結合させたものです。
 これについても詳しくは「我々のファシズム論」をどうぞ。


   結局あなたは左翼ですか? それとも右翼ですか?

 いまどき右とか左とか古くさい、というのは思想というものについて一度もマジメに考えたことのない愚か者にこそ似つかわしい物云いですから、私はそんなことは云いません。自分は右なのか左なのかと真剣に内省することは、何か社会的な運動に身を投じる人間にとってとても大切なことです。そして実際には多くの場合、社会的な運動に関係している人は、自覚がないだけでたいていは客観的に右か左のどちらかです。
 さて私の場合、かつてははっきりと左翼であり、しかもいわゆる極左でした。現在は違います。すでに20年近くにおよぶ私の思想的模索から生まれた結論の一つに、右翼でも左翼でもない政治思想は、アナキズムとファシズム以外には存在しない、というものがあります。つまり私の場合は、現在は右翼でも左翼でもなく、ファシストなのです。


   万が一当選したらどうしますか?

 それはそれでマジメにやります。ただし私は熊本に存在する諸問題についてはほとんど知識がないので、議案ごとに、いちばん右寄りの議員といちばん左寄りの議員にそれぞれじっくり意見を聞いて、私を説得できた側につくという、議会内浮動票として存在することになります。
 もっとも50人近い議員の中に、私のようなヘンテコ議員が一人いたところで大勢には影響ありませんから、議会政治なんていうろくでもないものにはそもそも過剰な期待はせず、ただ議員の地位と名誉と特権そして高収入を、私が本来やるべき議会外での政府転覆計画のために利用しつくします。
 私を支持してくれる諸君も、私が当選したら議会をつうじてこの世の中を変えてくれるだろう、などという甘い期待は決して持たないでほしい。しをせん選挙や議会政治では何も変わりません。単に私が当選したら、議員としての社会的信用なり安定した収入なりを基盤に、本来やるべき議会外での政府転覆計画にいよいよ身が入るに違いない、という考え方をしてください。


   熊本に縁のないあなたが、熊本の役に立てるんですか?

 私は熊本をどうこうするためではなく、九州全体、日本全体、そして世界全体を根本から変革するために活動しています。熊本はそのための拠点としてたまたま選ばれたにすぎません。
 そもそもあいつは地元だとかヨソ者だとかいうことを判断基準にするような連中はろくでもないし、そういう連中の支持を得ようなどとはこれっぽっちも思ってないし、むしろ打倒すべき敵の勢力であると認識しています。


   熊本を「たまたま」選んだ理由は何かあるんですか?

 私の目標は政府転覆です。
 しかしそのための拠点を首都中枢に置いたりするのは革命運動としては愚の骨頂で、拠点はやはり政府権力の弱い、地方に置いておく必要があります。
 独立性という点で、本土とは海で切り離された、北海道・四国・九州のいずれかがよいということになりますが、私が鹿児島生まれの福岡育ちというこれまでの成り行きで、どこそこにはこういう人がいてこういうヘンテコな活動をやっているとか、そういう細かい事情にもあるていど通じているので、それらの中から九州を選択することになります。
 九州の中からさらに熊本を選んだのは、これはもう単なる成り行きで、ずっと福岡で活動していたんですが、2年間の獄中生活の間に当然、それまで住んでいたアパートが引き払われ、行き場がなくなって困っているところに、以前からの知り合いから、自分のところに居候しないかという誘いがあり、それ熊本だったわけです。私は今後もずっと九州を拠点に活動していくつもりですから、結果としては地理的にその中心に位置する熊本というのは、なかなか良い選択だったと思っています。


   今後熊本でどのような活動をしますか?

 幕末の松下村塾のような、政府転覆の活動家を育てるための私塾を開設し、全国から志のある若者を熊本のこの私塾に集め、卒塾生を、熊本のみならず九州各地に送り出したいと考えています。数年もすれば、九州の状況は目に見えて変わり始めます。とくに若者文化の発信地としては九州が全国随一となり、福岡も含め目もあてられない現在の九州の低い文化水準は過去の話になるでしょう。また、全国的にほとんど壊滅状態にある学生運動など若者の政治運動も、九州では復活するでしょう。
 これは今回、当選しようがすまいが、いずれにせよ必ずやります。もっとも万が一当選したら、この私塾の運営はだいぶラクになります。落選したら、引き続きもともとやっていたストリート・ミュージシャンとしての低収入でもってこれを支えなければならなくなります。
 いずれにせよ私の私塾「黒色クートベ」は、これからいよいよ本格的に始動する政府転覆計画の基盤となるものです。塾の名称の意味や由来については、周りの博学な人にでも訊いてください。


   近く開設するという私塾では何を教えてもらえるのですか?

 また、どうすれば入塾できますか? それについてはトップページの「 革命家養成塾・黒色クートベ」欄をご覧ください。


   応援してくれる方々に何かメッセージを。

 都知事選ではいくつかの離島で、「得票2」という結果が出ました。知り合い同士が示し合わせて投票したのなら別ですが、そうでなければまさに「政府転覆ちょっといい話」です。異端的少数派として孤立を余儀なくされていた人が、その閉ざされた空間の中に、少なくとももう一人は確実に仲間が存在することが明らかになったのです。双方の「1人」に云いたい。互いに探せ。いきなりスキンヘッドにしてそれとなくアピールなどしてみると、相手の方から声をかけてくれるかもしれません。
 そういう極端な地域でなくとも、例えば学校や職場で、あくまで冗談を装って、「こないだの都知事選では外山に投票した」と云ってみてください。「実はおれも・・」という人がいるかもしれません。私の選挙は、そういうツールとしても利用できるのです。他の候補ではこうはいきません。
 私の主張や運動スタイルについつい反応してしまう人々は、互いにいろんな話ができるはずです。今回の私の運動を一つの契機として、ぜひ互いに交流を深め、今後の状況を面白くしていくための模索をそれぞれに始めてください。