『人民の敵』第44号
2018.5.1発行)

内容
収録日
収録場所
400字詰
原稿用紙換算
〈単行本用未発表原稿〉『全共闘以後』第三章 第3節(3)
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約179枚

単行本化のアテもないままライフワーク的に08年頃からコツコツと書き進めてきた『全共闘以後』が、なんと来年春ごろ某社から刊行されることになった。そんなわけで急いで書き上げなきゃいけなくなり、『人民の敵』の通常コンテンツであるインタビュー・対談・鼎談・座談会などの誌上再現は、とくにテープ起こしをやる時間がなくて不可能で、緊急措置としてこの原稿を書き上げるまでの間は、書き進めた分をそのままどんどん掲載していくことにした。

ただし、とにかく最後まで書き上げることを最優先し、分量のことはとりあえず考えず、書きたいことは全部書いてしまう方針で書き進めていくので、とてもじゃないがそのまま単行本化できないぐらい膨大なものとなりつつあり、実際の単行本化の際にはおそらく5分の1以下、もしかすると10分の1ぐらいにカットすることになると思われる。つまり『人民の敵』に掲載されるのが本来の“超詳細バージョン”、実際に刊行されるのは“ダイジェスト版”となり、わざわざ“購読”しても損はないはずである。

1.第3号掲載の「序章」、第16号掲載の「第一章」、第29号掲載の「第二章・前篇」、第36号掲載の「第二章・後篇」、第37号掲載の「第三章1」、第38号掲載の「第三章2」、第39号掲載の「第三章3」、第40号掲載の「第三章4」、第41号掲載の「第三章5」の続き。

第三章では、「ドブネズミたちの反乱」と題し、マスメディアがすでに死んでいて重要な運動がほとんどまったく報道されず、かつインターネットの普及以前で当事者側による自主的な情報発信にも限界があったため、現在でもほぼ知られないままとなっている80年代後半の若者たちによるラジカルな諸運動について詳述する。第三章・第三節では「反天皇制全国個人共闘〈秋の嵐〉」を扱う。

本号掲載部分では、昭和天皇死去(89年1月7日)前後の大弾圧によって壊滅した秋の嵐に替わって原宿ホコ天に登場し、やがて90年10月に“反天皇制”の運動というより異形の“路上解放”運動として秋の嵐が劇的に復活するまでの“つなぎ”の役割を、自覚的に、かつ見事に果たすことになる鹿島拾市(加藤直樹)や山本夜羽らを中心とする若者グループ「馬の骨」の活動、さらに90年10月に実に17年ぶりに勃発した「釜ヶ崎暴動」への鹿島の参加体験についても詳しく触れる。

なお、2018年9月に単行本化されるダイジェスト版の『全共闘以後』では、本号掲載部分はわずか原稿用紙換算15枚(!)に圧縮されている。