『人民の敵』第41号
2018.2.1発行)

内容
収録日
収録場所
400字詰
原稿用紙換算
〈単行本用未発表原稿〉『全共闘以後』第三章 第3節(2)
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約184枚

単行本化のアテもないままライフワーク的に08年頃からコツコツと書き進めてきた『全共闘以後』が、なんと来年春ごろ某社から刊行されることになった。そんなわけで急いで書き上げなきゃいけなくなり、『人民の敵』の通常コンテンツであるインタビュー・対談・鼎談・座談会などの誌上再現は、とくにテープ起こしをやる時間がなくて不可能で、緊急措置としてこの原稿を書き上げるまでの間は、書き進めた分をそのままどんどん掲載していくことにした。

ただし、とにかく最後まで書き上げることを最優先し、分量のことはとりあえず考えず、書きたいことは全部書いてしまう方針で書き進めていくので、とてもじゃないがそのまま単行本化できないぐらい膨大なものとなりつつあり、実際の単行本化の際にはおそらく5分の1以下、もしかすると10分の1ぐらいにカットすることになると思われる。つまり『人民の敵』に掲載されるのが本来の“超詳細バージョン”、実際に刊行されるのは“ダイジェスト版”となり、わざわざ“購読”しても損はないはずである。

1.第3号掲載の「序章」、第16号掲載の「第一章」、第29号掲載の「第二章・前篇」、第36号掲載の「第二章・後篇」、第37号掲載の「第三章1」、第38号掲載の「第三章2」、第39号掲載の「第三章3」、第40号掲載の「第三章4」の続き。

第三章では、「ドブネズミたちの反乱」と題し、マスメディアがすでに死んでいて重要な運動がほとんどまったく報道されず、かつインターネットの普及以前で当事者側による自主的な情報発信にも限界があったため、現在でもほぼ知られないままとなっている80年代後半の若者たちによるラジカルな諸運動について詳述する。本号でも引き続き、「反天皇制全国個人共闘〈秋の嵐〉」を扱う。

本号掲載部分では、88年9月19日、昭和天皇が危篤に陥り“自粛”状況が始まる中で秋の嵐の活動がいよいよ本格化し、天皇死去直後の89年1月8日と1月15日に微罪での大量逮捕者を出して、同年2月頃にいったんほぼ壊滅させられてしまう経緯と、原宿ホコ天における“秋の嵐の不在”を埋めようと奮闘する、赤瀬川原平ノリの野次馬的政治集団「馬の骨」の登場に絡み、その中心人物の1人である(のちの社会派エロマンガ家)山本夜羽の来歴、そして馬の骨が企画した最初のデモに闖入し、いきなり異様な盛り上がりを実現させてしまう世紀の奇人・太田リョウの、いじめられっ子→金町一家系のテキヤ稼業→中核派活動家という数奇にもホドがある激動の半生について活写。

なお、2018年9月に単行本化されるダイジェスト版の『全共闘以後』では、本号掲載部分はわずか原稿用紙換算19枚(!)に圧縮されている。