『人民の敵』第38号
2017.11.1発行)

内容
収録日
収録場所
400字詰
原稿用紙換算
〈単行本用未発表原稿〉『全共闘以後』第三章 第2節(前篇)
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約150枚

単行本化のアテもないままライフワーク的に08年頃からコツコツと書き進めてきた『全共闘以後』が、なんと来年春ごろ某社から刊行されることになった。そんなわけで急いで書き上げなきゃいけなくなり、『人民の敵』の通常コンテンツであるインタビュー・対談・鼎談・座談会などの誌上再現は、とくにテープ起こしをやる時間がなくて不可能で、緊急措置としてこの原稿を書き上げるまでの間は、書き進めた分をそのままどんどん掲載していくことにした。

ただし、とにかく最後まで書き上げることを最優先し、分量のことはとりあえず考えず、書きたいことは全部書いてしまう方針で書き進めていくので、とてもじゃないがそのまま単行本化できないぐらい膨大なものとなりつつあり、実際の単行本化の際にはおそらく5分の1以下、もしかすると10分の1ぐらいにカットすることになると思われる。つまり『人民の敵』に掲載されるのが本来の“超詳細バージョン”、実際に刊行されるのは“ダイジェスト版”となり、わざわざ“購読”しても損はないはずである。

1.第3号掲載の「序章」、第16号掲載の「第一章」、第29号掲載の「第二章・前篇」、第36号掲載の「第二章・後篇」、第37号掲載の「第三章1」の続き。第三章では、「ドブネズミたちの反乱」と題し、マスメディアがすでに死んでいて重要な運動がほとんどまったく報道されず、かつインターネットの普及以前で当事者側による自主的な情報発信にも限界があったため、現在でもほぼ知られないままとなっている80年代後半の若者たちによるラジカルな諸運動について詳述する。本号掲載の第三章・第二節の前篇では、“3・11”以降の反原発運動においてもほとんど参照されず、そもそも正確な情報が伝わっているとも云いがたい、88年に突如として起きた反原発運動の大ブームについて、一次資料に基づいて詳細に解説する。86年のチェルノブイリ事故以前の日本の反原発運動の推移、チェルノブイリを承けての87年の広瀬隆(『危険な話』)ブーム、広瀬読者たちによって巻き起こされた88年前半のいわゆる“反原発ニューウェーブ”の爆発的拡大、そしてその反原発ニューウェーブを独自に受けとめた札幌の若者たちによる反原発グループ「ほっけの会」の活動が本格的に始動するまで。