『人民の敵』第17号
2016.2.1発行)

内容
収録日
収録場所
400字詰原稿用紙換算
〈座談会〉with 伊能夏生森耕山下陽光
2016.01.09
長崎県大村市
約78枚
〈座談会〉with 東野大地西南大M
2015.12.16
福岡
約91枚

1.外山イチオシのテント旅劇団「どくんご」、その30有余年の歴史上初の長崎市での公演実現を視野に、演出家「どいの」こと伊能夏生氏と共に長崎へ飛び、現地在住で外山の旧知の友人である前衛パフォーマーで「ガムテープ男」こと森耕氏(『デルクイ02』に“九州大学ノンセクトの最後の1人”として回想インタビューも掲載)、そして東京高円寺「素人の乱」創設メンバーで服飾デザイナーとして大活躍中の山下陽光氏に協力要請、山下邸での不思議なメンツでの“謎の新年会”と相なった。実際単なる新年会なので話題はあちこちに飛ぶが、山下氏の駆け出し時代の“暗黒舞踏”体験、森氏が語る福岡のアングラ人脈の面々の珍エピソード集、そしてもちろん「劇団どくんご」の長い旅公演史上のさまざまな出来事が次々と話題にのぼって読みどころ満載、とくに山下氏と伊能氏の“地方都市論”は重要な内容を含むが、話はやがて森氏に同伴してきた、演劇部で活動中という高1の娘への“悪い大人たち”による人生指南へ……?

2.2015年は4月の統一地方選と11月の大阪ダブル選の2度にわたって“ニセ選挙運動”と称する反選挙・反民主主義運動を展開した「九州ファシスト党〈我々団〉」だが、その大阪で、事実上“金銭的利得のチラつかせによる投票推奨”という悪質極まりない“選挙に行こう!”キャンペーンに遭遇、「これは民主主義を愚弄し、破壊するものだ!」と民主主義者じゃないのに義憤に駆られ、今後は「民主主義反対」の運動と「“真の民主主義”を要求する」運動の2本立てで行こう、という謎の方針が打ち出された。それら悪質な“選挙に行こう!”キャンペーンをいかに粉砕するかという謀議に始まり、やがて昨今の“意識高い系”学生らによるハナモチナラン諸運動について、青木大和氏からシールズまで、徹底批判が展開される。ついでに社民党の比例候補として公認されるやいなや大炎上騒動を引き起こしたアーティスト(?)の増山麗奈氏と外山の過去の1度きりの遭遇体験についても詳細に語られるなど、普段はむしろ過去の運動史発掘をテーマとする『人民の敵』誌には珍しい“時事放談”系座談会。