『人民の敵』第7号

(2015.4.1発行)

内容
収録日
収録場所
400字詰原稿用紙換算
〈対談〉脇元寛之
2015.03.02
東京
約34枚
〈対談〉スガ秀実
2015.03.03
東京
約117枚
〈蔵出し・ヒット曲研究会〉ペペ長谷川二木信山本夜羽音、他
2010.02.24
東京
約120枚

各コンテンツの内容と冒頭部分
(もともと一般公開を前提としていない内容で、コンテンツによってはサシサワリある発言も多く、3段組レイアウトの冒頭1段のみ掲載します)
(各コンテンツのタイトル部分をクリックすると、全体の約10分の1の“抜粋”を読めます)


コンテンツ1 〈対談〉with 脇元寛之

 『デルクイ02』の「early 90's 学生運動の終焉」特集で、90年代初頭の熊本大学の学生運動状況を詳細に語ってくれた脇元氏である。前半はそれぞれ日々実際に出会う“右傾化した若者たち”についてあれこれ議論していたが、なぜか途中から、脇元氏が最近注目しているという“ボカロ”について一方的にレクチャーされる謎の展開に……。改めて強調するまでもなく、外山の周囲にはさまざまな方向にアンテナを張っている友人たちがおり、第2号での藤村修氏による“アイドル論”もしかり、未知の世界について蒙を啓かれる喜びを共に味わっていただきたいのである。


コンテンツ2 〈対談〉with スガ秀実

 3、4号に1度くらいご登場いただく、世界に出しても恥ずかしくない数少ない日本の批評家・スガ秀実氏との対話は毎回とんでもなく有益である。今号では“内ゲバ”の展開に関する詳細な解説など、例によって“68年”論がらみのさまざまな教えを乞いつつ、何といっても目玉は、スガ氏自身が“最近気づいた”という日本思想史上の超重大事実に関するレクチャー。何でそんなアカラサマな事実にこれまで誰も気づいてなかったの!? と云いたくなるような内容なんだが、スガ氏みずからの手で発表準備中というその大発見を、“ごく大雑把に”としながらもかなりのところまで惜しみなく語ってくれている。文系インテリさん必読!


コンテンツ3 〈ヒット曲研究会〉with ペペ長谷川・二木信・山本夜羽音、他

 第5号に引き続いての“ヒット曲研究会”である。が、今回のものは2010年に東京で、恒例イベント化することも視野に試験的におこない、一応テープには録ったものの“お蔵入り”になっていた座談会の“蔵出し”。「素人の乱」の中心的活動家の1人で、ヒップホップ系の音楽ライターでもある二木信氏の提起で開催されたものだが、「だめ連」創始者のペペ長谷川氏、「秋の嵐」をはじめ80年代青年ラディカリズムの生き証人の1人で“社会派エロマンガ家”の山本夜羽音氏ら豪華メンバーで、会場も現在はすでに閉店してしまった“素人の乱9号店”「セピア」と大変貴重。というより実は参加メンバーは「セピア」の常連客たちでもあり、中でも外山が最も意気投合していた同い年の“コジエ”こと佐藤孝二氏が2014年暮れに不慮の死を遂げたことも、この“お蔵入り”テープを文字起こししようと外山が決意した理由の1つである。あまり上手くいかなかったという印象だったのだが(だから“お蔵入り”にしたのである)、いざ書き起こしてみると意外や意外、めちゃくちゃ面白いではないか。とくに“交流トーク”のプロフェッショナル、ペペ長谷川氏が終始、地味にトバシてくれている。扱った曲目は2010年当時“ここ3、4年”のヒット曲が中心で、湘南乃風、YUI、RADWIMPS、青山テルマ、いきものがかり、アンジェラ・アキ、SEAMO、ヒルクライム。